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2019/05/30

価値観が明確で、知識もすごい。正直、手強い施主さまでした(笑)。 でも、大変なんて全然思わなかった。心から愉しめた「北欧モダンの家」。

価値観が明確で、知識もすごい。正直、手強い施主さまでした(笑)。
でも、大変なんて全然思わなかった。心から愉しめた「北欧モダンの家」。

総社市 H邸 Casa 025

「二年前、初めてお会いした時に施主のHさんにいきなりこう言われたんです。 『木口さんは最後の砦なんですよ』って。 正直、『えっ?』と思いました。だって正 真正銘、その時が初対面でしたから…」 と当時を振り返る木口氏。もちろんこれには理由がある。Hさまは、『カーサ・ カレラ』を訪ねるまでの五年間、大手から中小まであらゆるメーカーを訪ねたらしい。その思いは、ただひとつ「自分た ちが本当に愛着を抱ける、納得の家にしたい」。それだけだった。
「実はね。今だから言いますけど最初、私たちは木口さんを試していたんですよ。たとえば北欧で使われるパイプ式のヒーターを付けたいんですけど、そちらでできますか?みたいなリクエストをいっぱいしました。その答えですか? 想像以上でした。ここまで対応してくれるのかって。とことん付き合ってくれましたよ。それからは、完全にお任せ状態になりました(笑)」とHさま。「最終的にヒーターはボツになりましたが、ウチも北海道のメーカーに問合せたり、施工の可能性を模索したり、いろいろなノウハウを吸収することができました。大変だなんて全然思っていません。逆に勉強させていただいてありがとうございます、ですよ」。

Hさま邸の魅力(とにかくこだわりの深度がすごい)を、この誌面のみで伝えるのは不可能だ。あえてポイントを挙げるなら、日本製の塗料の色がイメージに合わなくて、イギリスからわざわざ取り寄せて塗ったリビングの赤い壁、北欧のメーカーの生地を使った特注のソファ、そして各空間で違った表情を見せる六種類の壁面素材だろうか。

最後にHさまの現在の心境。「今はね、脱力感でいっぱいです。それだけ木口さんと一緒に話し合って、悩んで、吟味して、を繰り返した日々が楽しかった。ホント 淋しいもんです(笑)」。施主と作り手が同じ思いを共有するのは容易ではない。この家はそういった意味で本当に贅沢で幸福な家だといえるだろう。

このインタビューは『オセラ No.37 初春号』に掲載されたものです。

2019/05/30

孫の面倒なんかみないと言っていた母が一緒になって子育てしてくれる。 そんな二世帯住宅ができた悦び。

孫の面倒なんかみないと言っていた母が一緒になって子育てしてくれる。
そんな二世帯住宅ができた悦び。

岡山市 Y邸 Casa 022

「Yさんの、以前の家を初めて拝見した 時、これは亡くなられたお父さまが相当こだわって作られた家だなとひと目見て感じました。木造和風の二階建て、 正直、壊すのがもったいないくらいの素晴らしい家でした。その家を取り壊して新しい家を建てることが決まった時、 私が真っ先にしたのは、お父さまのご仏前で、この家に負けない家を作らせていただきます、どうか守ってください、と手を合わせたことです」と語る木口氏。
新しく誕生したY邸には、Yさんと 奥様、昨年十二月に誕生したご長男にYさんのお母さまの四人が暮らす。家を建てる際のお母さまからの要望は「すべて生活を別にしてほしい」というものだった。「趣味、旅行、私には私の人生がある。自分を愉しみたい」というのがお母様の本音だったという。

「Y邸は、いわゆる二世帯住宅です。家は、三つの長方形のボックスを重ね合わせた形状で入口は二カ所、白・黒・グレーの三種類のタイルで外観に表情をつけ ました。クルマ好きのご主人のために、インナーガレージは外からも愛車が見えるようパイプシャッターを採用しました」。奥さま曰く「主人は当初、二世帯 住宅だからガレージなんか無理だろうと諦めていたんですよ。おまけにリビング横のロフトには、好きなミニカーのコレクションが置けるスペースまで作れて…。 そのなかには木口さんにいただいたポルシェもあります。主人のお気に入りの隠れ家です」。

最後に奥さまからうれしいひと言。 「当初、一階の予備室は、母と私たちの間のクッション的な部屋として作ったんですが、今ではここで子育てをすることが多くて…。孫の面倒なんかみないといっていた母が一緒になって子守りをしてくれるんです」。プライバシーを尊重するため、この部屋には鍵を付けたが、結局締めることはないという。この話だけでこの家の出来映えが分かった気がした。そう、これ以上に幸福な二世帯住宅ってあるのだろうか。

このインタビューは『オセラ No.35 爽秋号』に掲載されたものです。

2019/05/28

Museumな趣とSenseを持つ家

Casa 030

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Museumな趣とSenseを持つ家

Casa 030 倉敷市

ブロックを組み合わせたようなナチュラルモダンな佇まい。ナチュラルな中にも凛としたSense(センス)を感じる家です。

2019/05/28

イタリア製S瓦の家

Casa 029

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イタリア製S瓦の家

Casa 029 倉敷市

イタリア製S瓦が印象的な外観。ライフスタイルにとけ込むナチュラルな店舗併用住宅。

2019/05/28

オープンガーデンに囲まれた家

Casa 028

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オープンガーデンに囲まれた家

Casa 028 岡山市

イギリスのコテージを想わせるガーデン。時が経つほど存在感が増してゆくスローライフを楽しむ住まいです。